コラム - CASBEE評価認証 2022年の動向

ESG投資の一つとして、総合的建築物環境認証のCASBEE評価認証の件数が年々飛躍的に伸びています(図1:CASBEE評価認証 年度別認証件数推移)。
本コラムでは、CASBEE評価認証物件の傾向(用途・ランク)について解説します。

CASBEE評価認証の状況

図1:CASBEE評価認証 年度別認証件数推移
(IBECsウェブサイト掲載物件を基に弊社作成)

図1:CASBEE評価認証 年度別認証件数推移(IBECsウェブサイト掲載物件を基に弊社作成)

表1:CASBEE評価認証 2022年用途・ランク内訳表
(IBECsウェブサイト掲載物件を基に弊社集計・作成)

表1:CASBEE評価認証 2022年用途・ランク内訳表(IBECsウェブサイト掲載物件を基に弊社集計・作成)

考察

① CASBEE-建築
Sランク取得の難易度が高く、全体としてAランクが多いことがわかります。用途別では、事務所・工場・集合住宅が多く、先のSランクは全て事務所用途となっています。

② CASBEE-ウェルネスオフィス(WO)
オフィス用途限定になります。ランクはSとAだけですが、SがAよりも多い状況になっています。Sの取得が容易ということではなく、認証を受けたオフィスの取り組みレベルの高さが結果として現れているといえます。

③ CASBEE-不動産
築1年以上の既存物件かつ対象用途が4つに限定されていますが、件数はCASBEEファミリーの中では一番多いツールです。特に事務所・物流倉庫の取得件数が多く、続いて集合住宅、店舗と続きます。Aランク、次いでSランクが多く、この2つでほぼ全てを占めているといえます。事務所・物流倉庫は、SとAランク同等で取得され、集合住宅はAランクに偏っている状況です。これは取り組みに対する配点や内容の差異が起因しているものではないかと見ています。

まとめ

ESG投資の高まりからCASBEE評価認証の件数が年々飛躍的に伸びていることや、最近の認証ランクと用途の傾向を紹介しました。認証取得をご検討のお客様から、ランクに関するお問い合わせを多くいただいています。本コラムが、申請いただく物件のベンチマークとしてお役に立てれば幸いです。

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