CASBEE-ウェルネスオフィス評価認証の評価項目について解説いたします。
採点基準
CASBEE-ウェルネスオフィス評価認証では、全ての評価項目を5段階(レベル1~レベル5)で採点します。
例えば、評価時点の一般的な技術・社会水準に相当すると判断される場合はレベル3と評価できるような採点基準となっています。
(例)
知的生産性を高めるワークプレイス
レベル | 採点基準 |
---|---|
レベル1 | (該当する)レベルなし |
レベル2 | 知的生産性を高めるという観点では特に検討されていない |
レベル3 | 知的生産性を高めるという観点を考慮して計画・整備されている |
レベル4 | 知的生産性を高めるという観点から働き方に即したレイアウト計画・整備がされており、集中しやすい作業スペース、フォーマル・インフォーマルなコミュニケーションの場、リフレッシュ・リラックスの場等が計画・整備されている |
レベル5 | レベル4に追加して、運用時のワーカーの意見を反映し、改善する体制がある |
評価方法
CASBEE-ウェルネスオフィスには評価方法が複数あり、取得を検討している不動産や取得目的に応じて評価方法を選択できるようになっています。
評価方法は以下の3パターンです。
- パターン1:テナントビル資産区分
主に不動産所有者が多く活用する方法で、テナント企業やビルの投資家へのアピールに利用されています。 - パターン2:テナントビル資産区分+特定テナント区分
主に不動産所有者かつ入居者が多く活用する方法で、上記のアピールに加え自社のESG配慮のベンチマークとして利用されています。 - パターン3:ビル全体もしくはテナントビル資産区分以外+一棟借りテナント専有部
利用者はパターン2同様ですが、本社ビルなどで活用されるケースが多く見られます。
※出典:IBECウェブサイト