ファシリティマネジメント(FM)は、「施設管理」と訳されることが多く、その実務は施設管理部門や総務部門に任せきりになっていることも珍しくありません。その実、FMの範囲は単なる施設や設備の維持管理に限定されるものではなく、ISO はファシリティマネジメントを「人の生活の質を向上させ、中核となるビジネスの生産性を向上させる目的で、人と場所とプロセスを建造環境 (built environment) の中に統合する組織の機能」としています。
経営的視点から企業や組織の顧客や従業員、その他の利用者にとって快適で魅力的なものとするとともに、コスト低減や省エネルギーも実現し、組織の活動をより発展させ、持続可能性を達成することがファシリティマネジメントの目的です。
2018年4月に発行された「ISO 41001:2018 ファシリティマネジメント - マネジメントシステム - 要求事項及び利用の手引」は、組織の土地、建物、設備等を経営的視点に立って最適な状態で保有し、運営し、維持し、企業活動の発展を助けることを目的として策定されました。
今回のウェビナーでは、ビューローベリタスのマネジメントシステム認証の専門組織であるシステム認証事業本部と、建物の技術監査を司る技術監査部が共同して、本規格を取り巻く環境と規格開発のコンセプトについて余すところなくお伝えいたします。
オンラインセミナー(ライブ配信)「ファシリティマネジメントの国際規格『ISO41001』概要解説」を開催
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