LEED認証とは?取得のメリットと日本での認証事例

LEEDとは

米国グリーンビルディング協会(USGBC:US Green Building Council)が開発、および、運用を行なっている建物と敷地利用についての環境性能評価システムです。
建築物と敷地利用の環境性能(省エネと環境)に配慮された優れた建築物を作るため、先導的な取り組みを評価するグリーンビルディングの国際的な認証プログラム(環境性能評価認証システム)です。
LEED認証を取得するためには、備えるべきいくつかの必須条件(Prerequisite)を満たし、選択項目のポイント(Credit Points)を選んで取得することが必要です。

認証には6種類の認証システムがあり、依頼者の目的に合わせ、さまざまなプロジェクトに対し評価システムが用意されています。

  1. Building Design and Construction/建設設計および建設(BD+C)
  2. Interior Design and Construction/インテリア設計および建設(ID+C)
  3. Building Operations and Maintenance/既存ビルの運用とメンテナンス(O+M)
  4. Neighborhood Development/近隣開発(ND)
  5. Homes/ホーム(HOMES)
  6. Cities and Communities/シティー&コミュニティ

→ LEED認証適合性検証

国内のLEED認証案件

不動産へのESG投資が注目されるにつれ、建物の環境認証制度が普及してきました。
なかでもグローバルスタンダードなLEED認証は、世界で120,000件以上の認証実績が報告されており、日本では2026年6月現在、396件の建物でLEED認証が取得されています。

日本でのLEED認証案件(2026年6月時点)

国内のLEED認証件数 グラフ

出典:一般社団法人グリーンビルディングジャパン「日本のLEED認証プロジェクトリスト」を参考に、ビューローベリタスジャパンにて作成
※2026年6月時点

LEED認証のメリット

LEED認証取得によって不動産オーナーが得られるメリットについて解説します。
LEED認証を取得している建物では以下のメリットが得られると考えます。

  1. 認証を取得していない建物に比べ、エネルギー消費量や水使用量が少ないためランニングコストが抑えられる。
  2. 物件オーナーはSDGs、ESG投資に積極的に取り組んでいる姿勢を対外的にアピールすることで企業価値の向上を図れる。
  3. 上記1、2の理由から認証を取得していない建物と差別化が図れ、テナントリーシング時において優位性が得られる。特に外資系企業は、日本のCASEEではなくグローバルなLEEDを好む傾向があるため、外資系企業の誘致には効果的である。
  4. 賃貸ビルでは賃料や稼働率が上がることが米国の調査結果で発表されていることもあり、不動産の資産価値を高める効果がある。
  5. 機関投資家からの資金調達基盤(グリーンボンド等)を強化できる。
  6. 投資家による企業格付けの指標であるGRESB評価が向上し、株価を押し上げる効果がある。
  7. 従業員の快適性・満足度向上に繋がり、離職率を抑える効果が狙える。

→ LEED認証適合性検証

建築物・不動産技術監査に関するお問い合わせはこちら

TEL 03-6402-5977(平日9:00~17:30)